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CMSモデルの特徴と基本操作

CMSモデルは、CMSを利用する際にWebサイトのコンテンツを管理する枠組みです。この記事では、CMSモデルのタイプ別の特徴やモデルの作成・編集・削除方法をご紹介します。

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対応者:Saika
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CMSモデルの特徴と基本操作

StudioのCMSとは、コンテンツを専用の画面(CMSダッシュボード)で管理するシステムです。

CMSを使うと、コンテンツとデザインを分けて管理できます。記事・採用情報・イベント情報など、同一デザインかつ定期的な更新が必要なコンテンツの管理に最適で、チームでのコンテンツ制作を効率化し、運用コストの削減に繋がります。

StudioのCMSでは、下記の要素でコンテンツを整理して管理します。

  • CMSモデル(記事などのアイテムをまとめる枠)

  • CMSアイテム(1つ1つの記事など)

  • CMSプロパティ(CMSアイテムを構成する情報)

この他にモデルから特定アイテムを選んで別のグループを作る「コレクション」があります。

この記事では「CMSモデル」の種類・特徴・基本操作について解説します。以降「モデル・アイテム・プロパティ」と表記します。

StudioのCMSについて詳しくは、7. CMSの使い方をご覧ください。

CMSモデルとは

モデルは、同じタイプのコンテンツ(お知らせ記事やブログ記事など)をまとめたデータ単位(枠組み)です。モデルへアイテムを追加してコンテンツを追加します。

モデル管理の具体例

企業サイトでプレスリリース用の記事をCMSで管理する場合、「プレスリリース記事」というモデルの中に各記事を「アイテム」として追加します(Studioコーポレートサイトでの利用例)。

さらに、アイテム内のテキストや画像などの情報は「プロパティ」としてモデルごとに追加・管理することができます。

  • モデル:「プレスリリース記事」をまとめる枠

  • アイテム:「CM放映の発表」「リブランディングの発表」など個々の記事

  • プロパティ:記事内の情報(テキストや画像など)

複数種類のコンテンツを管理する場合は、それぞれに対応するモデルを作成します。

CMSモデルの種類

モデルには4つのタイプがあり、モデル内で管理するコンテンツの種類や特徴に応じて使い分けます。

1. 記事タイプ

ブログやお知らせ記事など、文章主体のコンテンツ管理に適したタイプです。

記事タイプの特徴:

  • 編集画面が記事執筆に特化

  • 本文中に画像・動画・コードなどの埋め込みが可能

  • コメント機能が利用できるため、校正作業もStudio上で完結できる

スクリーンショット:記事タイプモデルの編集画面。タイトル、本文、画像などが挿入できる画面。

スクリーンショット:記事タイプモデルの編集画面。タイトル、本文、画像などが挿入できる画面。

2. ユーザータイプ

ユーザータイプは、プロフィール画像(アバター)のプロパティがデフォルトで設定されているモデルタイプです。ライターやスタッフなどの人物情報を管理する場合に最適です。

具体的な活用例

ユーザータイプモデルは主に次のような用途で活用できます。

  1. ライターやスタッフ情報を管理し、ライターやスタッフ紹介ページを作成できます。

  2. 記事ページにライター情報を掲載することができます。 以下のようにモデルを構成した場合、記事タイプモデルからユーザータイプモデルを「参照プロパティ」として参照することで、記事ページにライター情報を自動的に掲載できます。

    • 記事タイプモデル:記事コンテンツの管理

    • ユーザータイプモデル:ライター情報の管理

スクリーンショット:ユーザータイプの編集画面。プロフィール画像(アバター)の管理ができる画面。

3. カテゴリータイプ・カスタムタイプ

必須情報がタイトルのみの簡潔な構成で汎用性が高いタイプです。商品や記事のカテゴリーやタグなどの分類情報の管理に適しています。

具体的な活用例

以下のようにモデルを構成した場合:

  • 記事タイプモデル:記事コンテンツの管理

  • カテゴリー・カスタムタイプモデル:カテゴリーやタグ情報の管理

記事タイプモデルからカテゴリー・カスタムタイプモデルを「参照プロパティ」として参照することで下記が実現できます。

  1. 記事をカテゴリやタグで分類して、特定のカテゴリやタグで絞り込んだ記事リストが作成できます。

  2. 記事をカテゴリやタグで分類して、カテゴリやタグ自体を記事側に表示することができます。

スクリーンショット:カテゴリータイプまたはカスタムタイプの編集画面。

モデルの追加

Studio CMSでは、同じタイプのアイテムのまとまりを「モデル」と呼びます。

CMSダッシュボード左のモデル一覧パネルで右上の「+」をクリックすると、モデルの新規作成モーダルが立ち上がります。

任意のモデル名(「ニュース」など)を入力し、モデルタイプを選んで「作成する」をクリックすると、モデル一覧に新しいモデルが追加されます。

※モデル名は後から編集できますが、モデルタイプは変えられないので注意してください。

Tips:参照プロパティとは

モデルAに、モデルBのアイテムをプロパティとして呼びだし紐付けることができます。この紐付けたプロパティを「参照プロパティ」と呼びます。

この仕組みを利用することで下記などが実現でき、デザインやコンテンツ管理の幅が広がります。

CMSモデルの設定項目

CMSモデル設定画面では、下記項目が編集できます。

  • モデル名

  • アイコン

  • プロパティの並び替え・一覧への表示有無の設定

  • RSSフィード設定(記事タイプモデルのみ)

モデル名とアイコンは、CMSダッシュボードとデザインエディタの両方に表示されます。複数のモデルを扱う場合、変更しておくと視認性が向上し管理しやすくなります。

CMSモデルの作成方法

作成するモデルにアイテムを追加してコンテンツを管理します。モデルへのアイテム追加方法は、アイテムの概要と設定方法をご覧ください。

注意:一度作成したモデルのタイプは後から変更できません。新しいモデルを作成し、データを手動で移行してください。

手順

  1. CMSダッシュボードを開き、画面左上の[+]をクリックします。

  2. モデル名を入力します。 例:「お知らせ」「イベント」など

  3. 4つのモデルタイプから適切なものを選択します。

  4. [作成する]をクリックします。 モデルが作成され、画面左側のモデル一覧に表示されます。

GIF:CMSダッシュボードにてモデルを追加する様子。

CMSモデルの編集方法

モデル設定画面から、下記情報が編集できます。

  • モデル名

  • アイコン

  • プロパティの並び替え・一覧への表示有無の設定

  • RSSフィードの設定(記事タイプモデルのみ)

手順

  1. CMSダッシュボードを開きます。

  2. 画面左側のモデル一覧から、モデルにカーソルを合わせます。表示される3点メニューをクリックし、[モデル設定]を選択します。

    スクリーンショット:CMSダッシュボードでモデルのアイコンやタイトルなどを編集する画面。

    または、画面右上の[モデル設定]をクリックします。

  3. 設定画面で編集すると、内容は即座に反映されます。

CMSモデルの複製方法

モデルを複製すると、そのモデル内のアイテムとプロパティ情報がすべて引き継がれた新しいモデルが作成されます。

複製されたモデル内のアイテムは「下書き」ステータスとなります。モデル名は「XXX(Copy)」形式で作成され、複製元モデル直下に追加されます。

注意:下記に該当するユーザーは、モデルの複製操作ができません。

  • Businessプラン以上で利用できる高度な権限制限で、CMS操作が制限されている編集者

  • ワークスペース機能の有料プランで、CMS操作が制限されているメンバーやゲスト

  • 旧プランのライター権限者

手順

  1. CMSダッシュボードを開きます。

  2. 画面左側のモデル一覧から、複製したいモデルにカーソルを合わせます。表示される3点メニューをクリックし、[複製]を選択します。

    または、画面右上の[モデル設定]から設定画面を開きます。設定画面上部の3点メニューをクリックし、[複製]を選択します。

CMSモデルの削除方法

作成したモデルを削除すると、下記も同時に削除されます。

手順

  1. CMSダッシュボードを開きます。

  2. 画面左側のモデル一覧から、削除したいモデルにカーソルを合わせます。表示される3点メニューをクリックし、[削除]を選択します。

    または、画面右上の[モデル設定]から設定画面を開きます。設定画面上部の3点メニューをクリックし、[削除]を選択します。

  3. 確認ダイアログを確認の上、[削除する]をクリックします。

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