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独自ドメインの接続・公開ができない時の確認事項と解消方法
独自ドメインの接続・公開ができない時の確認事項と解消方法

Studioで独自ドメインを接続する際に、証明書が発行されない、公開サイトが閲覧できないといった問題の原因と解決方法を解説します。

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対応者:Saika
今日アップデートされました

独自ドメインの接続・公開ができない場合

サイト公開手順と問題の一例

Studioではご自身で用意した独自ドメインを、作成したWebサイトに接続して公開することができます。サイト公開までの手順は次の通りです。

  1. 公開パネルでドメインを登録する

  2. DNSレコード設定

  3. ドメインの接続確認

  4. TLS証明書の発行

  5. サイトの公開

このうち「2. DNSレコード設定」の設定内容が適切でない場合は、サイトが上手く公開されないケースがあります。

上手く公開されない状況の一例:

  • サイトが一時的に表示されていたのに、急に表示されなくなる

  • 「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示される

  • Studioの公開パネルで「接続が確認できませんでした」と表示される

この記事では、DNSレコード設定が適切であるかご自身で簡単にチェックする方法と解消方法をご紹介します。

注意:Cloudflareをご利用されている方へ

Cloudflareをご利用の場合は、DNS Proxyモードを無効にしてください。有効化された状態だと証明書の発行や更新が正常に行われないケースがあります。

DNSレコード設定状況のチェック手順

DNSレコードの設定状況は、Googleが提供する確認ツール( Google Admin Toolbox Dig )を利用して簡単に確認できます。以下の手順で確認してください。

  1. 確認ツールへアクセスし、「名前」欄に独自ドメイン ( 例: Studio.design )を入力して、ANYをクリックしてください。

  2. チェック結果から、以下のレコード内容をご確認ください。

※ツールで確認できないレコードは結果に表示されません

Aレコード

Studioのアドレス「34.111.141.225」または「35.194.122.208」のどちらか1つのみが表示されていれば正常です。

スクリーンショット:DNSレコードの設定状況を確認する様子。

それ以外(下記の結果)が表示される場合は、DNSレコードの確認・設定変更が必要です。解消方法については以下のセクションをご覧ください。

注意:「35.194.122.208」が表示されている方へ

「35.194.122.208」は旧IPアドレスです。旧IPアドレスで接続中の場合、途中または公開後にドメインの接続を解除すると、同じIPアドレス(35.194.122.208)で再接続することができず、新IPアドレス(34.111.141.225)に接続し直す必要があります。

1. 「34.111.141.225」または「35.194.122.208」以外のアドレスが表示されている

この場合、Aレコードの設定変更が完了していない、または設定変更が行われていない可能性があります。

DNSレコードの変更状況など詳しい内容についてはStudio側では確認できかねます。ご利用のネームサーバー(DNSサーバー)へお問い合わせください

2. 複数のアドレスが表示される

StudioのIPアドレス(34.111.141.225)以外はレコードに設定する必要はないため、StudioのAレコード以外のレコードは削除して変更の反映をお待ちください。

注意:他社のメールサービスを利用している場合 削除対象のアドレス(Aレコード)で他社のメールサービスを利用している場合、削除によってメールサービスが利用できなくなるのでご注意ください。

一般的には、AレコードをWebサイト用に、MXレコードをメールアカウント用に設定します。ご利用のメールサービスがMXレコードに対応していれば、WebサイトをStudioで表示しつつ、メールサービスを他社様で同じドメインで利用可能です。

詳細はご利用のネームサーバー(DNSサーバー)のサポートへご確認ください。

3. 「Record not found!」と表示される

DNSレコードを新規設定または変更すると、全体に反映されるまでに一般的には2〜48時間程度かかる言われています。

「Record not found!」が表示される場合は、次のどちらかに当てはまる可能性があります。

  • 全体への反映が完了していない

  • DNS設定側に問題がある

スクリーンショット:DNSレコードの設定状況を確認する様子。

反映状況の確認手順

反映状況は、チェックツール(https://dnschecker.org/)で確認することが可能です。以下の手順で確認してください。

  1. チェックツールへアクセスし、確認したいドメイン(例:Studio.inc)を入力して「Search」をクリックします。

  2. マークを確認します

    赤いバツマークが表示される場合は、一定時間様子を見て、再度チェックツールで状況をご確認ください。

    • 緑のチェックマーク:反映済み

    • 赤いバツマーク:DNSレコード設定に問題があるか、未反映

      スクリーンショット:DNSレコードの設定反映状況を確認する様子。

DNS設定側に問題があるケース

時間経過でも解決しない場合は、以下のいずれかが原因となっている可能性があります。DNSサーバー側のことになるため、Studioでは詳細の確認などができません。ご利用ネームサーバー(DNSサーバー)のサポートへお問い合わせください。

  • レコード情報の設定場所が誤っている

  • ドメイン取得サービスでのドメイン契約またはネームサーバー(DNSサーバー)契約が切れている

  • ネームサーバーでのお支払いに失敗している

  • ドメイン登録者情報の認証ができていない

  • ネームサーバー(DNSサーバー)の設定が誤っている

AAAAレコード

AAAAレコードにIPアドレスが表示される場合は、削除して変更の反映をお待ちください。

Studioのドメイン接続には、Aレコードの設定だけが必要で、AAAAレコードの設定は不要です。AAAAレコード(IPv6アドレス)には対応していないため、設定されているとTLS証明書の発行に失敗してしまいます。

CNAMEレコード

CNAMEレコードにIPアドレスが表示される場合は、削除して変更の反映をお待ちください。

Studioは、CNAME(Canonical Name)レコードには対応しておりません。「www」などのサブドメインをリダイレクトする目的で設定いただいても動作しません。

カスタムプロキシ機能をご利用いただければ、wwwあり・なし両方のURLでWebサイトの表示が可能になります。カスタムプロキシの設定方法など詳細は、カスタムプロキシを設定するをご覧ください。

CAAレコード

CAAレコードの設定は原則不要です。

ただし、サブドメインを接続する場合で、ルートドメインになんらかのCAAレコードが指定されている場合には設定が必要となります。

この場合はサブドメインのDNSレコード設定で、下記のCAAレコードを指定し、その反映をお待ちください。反映後に独自ドメインの再接続をお試しください。

※ AレコードにStudioの旧IPアドレス(35.194.122.208)を指定している場合は、 letsencrypt.org のみ指定してください


本記事の方法で解決できない場合は、Studioにログインして、エディター右下の「?」をクリックしてサポートにお問い合わせください。ご状況やチェックいただいた内容を併せて送信いただくとスムーズです。

プライバシーエラー この接続ではプライバシーが保護されません

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