独自ドメインの接続や公開に関するチェック項目
独自ドメインでサイトを公開する際、以下の問題はDNSレコードの設定内容に起因する可能性があります。この記事では、DNSレコードの設定内容が適切であるかの確認手順と解消方法をご紹介します。
サイトが一時的に表示されていたのに、急に表示されなくなった
「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示された
STUDIOの公開パネルで「接続が確認できませんでした」と表示された
本記事の方法で解決できない場合は、STUDIOにログインして、エディター右下の「?」をクリックしてサポートにお問い合わせください。ご状況やチェックいただいた内容を併せて送信いただくとスムーズです。
※Cloudflare をご利用の場合は、DNS Proxyモードを無効にしてください。有効化された状態だと証明書の発行や更新が正常に行われないケースがあります。
DNSレコードの設定状況を確認する
確認ツール( Google Admin Toolbox Dig )へアクセスし、「名前」欄に独自ドメイン ( 例: studio.design )を入力し、ANYをクリックします。
表示された結果から、下記レコードをそれぞれご確認ください。
※ツールで確認できないレコードは結果に表示されません
Aレコード
STUDIOのアドレス「34.111.141.225」または「35.194.122.208」のどちらか1つのみが表示されていれば正常です。それ以外の結果が表示される場合は、DNSレコード情報の変更または確認が必要です。
※「35.194.122.208」は旧IPアドレスです。一度ドメイン接続を解除すると、同じIPアドレスで再接続できませんのでご注意ください。詳しくは下記ヘルプ記事をご覧ください。
STUDIO以外のアドレスが表示される
「34.111.141.225」または「35.194.122.208」以外のアドレスが表示されている場合、Aレコードの設定変更が完了していない、またはされていない可能性があります。
DNSレコードの変更状況など詳しい内容についてはSTUDIO側では確認できかねます。ご利用のネームサーバー(DNSサーバー)サービス会社様へお問い合わせください。
複数のアドレスが表示される
STUDIO以外のアドレスは設定不要です。複数のアドレスが表示される場合は、DNSレコード設定側でSTUDIOのAレコード以外を削除し、反映をお待ちください。
削除対象のアドレス(Aレコード)で他社のメールサービスを利用していれば、削除によってメールサービスが利用できなくなるのでご注意ください。
一般的には、AレコードをWebサイト用に、MXレコードをメールアカウント用に設定します。ご利用のメールサービスがMXレコードに対応していれば、WebサイトをSTUDIOで表示しつつ、メールサービスを他社様で同じドメインで利用可能です。詳細はご利用のネームサーバー(DNSサーバー)サービス会社様にご確認ください。
※現在、STUDIOではメールサーバーはご提供しておりません
「Record not found!」と表示される
DNSレコードの変更が反映しきれていない可能性があります。一般的に、DNS設定の変更が反映されるまでには2〜48時間程度かかります。そのため、設定してから間もない場合は、ドメインに接続できないことがあります。
DNSレコードの設定が世界中に反映状況をご確認いただき、反映が未完了であれば、反映をお待ちください。状況の確認は、https://dnschecker.org/ へアクセスし、確認したいドメインを入力して「Search」をクリックして行います。
緑のチェックマークは反映されたことを示します。 赤いバツマークは、DNS側に問題があるか、完全に反映されていないことを示します。バツマークが表示される場合は、時間を置いて再度確認してください。
「Record not found!」と表示される理由は他にも以下があります。もし時間経過でも解決しない場合は、ネームサーバー(DNSサーバー)側にお問い合わせください。
レコード情報の設定場所が誤っている
ドメイン取得サービスでのドメイン契約またはネームサーバー(DNSサーバー)契約が切れている
ネームサーバーでのお支払いに失敗している
ドメイン登録者情報の認証ができていない
ネームサーバー(DNSサーバー)の設定が誤っている
AAAAレコード
AAAAレコードの設定は不要です。STUDIOはAAAAレコード(IPv6アドレス)に対応しておらず、設定されていると証明書の発行に失敗してしまいます。AAAAレコードを削除し反映をお待ちください。
CNAMEレコード
STUDIOは、CNAME(Canonical Name)レコードには対応しておりません。CNAMEレコードを削除し反映をお待ちください。
「www」などサブドメインをリダイレクトする用途で設定いただいても動作しません。ドメインを取得したサービスによっては、DNS側の設定でリダイレクトを行える場合があります。ドメインを取得したサービス会社へ詳細をお問い合わせください。
CAAレコード
CAAレコードの設定は原則不要です。
ただし、サブドメインの接続では、ルートドメインになんらかのCAAレコードが指定されている場合に追加設定が必要です。サブドメインのDNSレコード設定で、次のCAAレコードを指定し、その反映をお待ちください。
pki.goog
※ AレコードにSTUDIOの旧IPアドレス(35.194.122.208)を指定している場合は、 letsencrypt.org のみ指定してください
反映後、STUDIO公開パネルにて、独自ドメインの再接続をお試しください。
プライバシーエラー
この接続ではプライバシーが保護されません