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TLS 証明書を発行する

TLS証明書の概要、発行プロセス、発行までの所要時間、発行サービスなどについて紹介します。

今週アップデートされました

Studioではサイトを公開する際に、TLS証明書を自動で発行します。この記事では、一般的なTLS証明書の基礎知識と、Studioにおける発行プロセス、所要時間、利用している発行サービスについて説明します。

TLS証明書とは

  • TLS証明書は、ウェブサイトとユーザーの間の通信を暗号化し、情報を安全にやりとりするための仕組みです。「https://」で始まる通信は、「http://」で始まる通信をTLSで暗号化したものです。

  • 証明書はPEMやDERなどの特定のフォーマットで保存されるファイルで、発行者、有効期限、ドメイン名などの情報を含みます。

  • TLS証明書により、サイト運営者がそのドメインの所有者であることや、通信内容の完全性が確認できます。証明書は情報漏洩やなりすましのリスクを抑える役割も持ちます。

  • TLSの旧規格にあたるSSLは安全性の面で推奨されず、現在はTLSが主流ですが、「SSL/TLS」と併記される場合もあります。

TLS証明書の必要性

TLS証明書を発行せずにサイトを公開すると、多くのブラウザで「安全ではありません」などの警告が表示されます。その結果、ユーザーがサイトの閲覧や利用を避ける可能性が高くなるため、実質的にはTLS証明書の発行は必須と考えられます。

StudioでのTLS証明書の発行

自動発行について

Studioではサイトを公開する際に、TLS証明書を自動で発行します。独自ドメインとStudioサブドメインのどちらで公開する場合も、この自動発行は同様に行われます。

自動更新について

TLS証明書の更新も自動で行われます。証明書の有効期限切れやドメイン名の変更があった場合も、TLS証明書は自動で再発行されるため、手動での更新作業は不要です。

TLS証明書発行までの所要時間

TLS証明書の発行には、一般的に数分から数時間程度かかります。DNSレコードの反映に時間がかかる場合は、最大で約72時間ほど必要になることもあります。

証明書の発行に4時間以上かかる場合は、手動での発行サポートを受け付けています。お困りの場合は、エディタ左下の[?]からチャットサポートへお問い合わせください。

発行がうまくいかない場合の対処法

サーバーの混雑などにより証明書の発行が進まない場合があります。その際は次の手順で対応してください。

  1. デザインエディタ右上の[公開]をクリックし、公開パネルを開きます。

  2. [独自ドメイン設定]をクリックし、現在の証明書ステータスを確認します。

  3. 発行が長時間進まない場合は、公開パネルのドメイン名左側にある[×]ボタンをクリックし、ドメインの接続を一度解除します。

  4. 数分待ってから、再度ドメインを接続します。

発行されたTLS証明書の確認方法

発行されたTLS証明書のステータスは、公開パネルから確認できます。

  1. デザインエディタ右上の[公開]をクリックし、公開パネルを開きます。

  2. [独自ドメイン設定]をクリックし、現在の証明書ステータスを確認します。

Tips: ブラウザで証明書の詳細情報を確認する

ブラウザからもTLS証明書の詳細情報を確認できます。

確認方法はブラウザによって異なりますが、ここではChromeの例を紹介します。

  1. 対象のWebサイト(HTTPS)を開きます。

  2. アドレスバー左側の「鍵」アイコンまたは「tune」アイコンをクリックします。

  3. 表示されたパネル内の「この接続は保護されています」または「証明書は有効です」をクリックします。

  4. 「証明書」ダイアログが表示され、証明書の発行先、発行者、有効期間などを確認できます。

  5. より詳細な情報は「詳細」タブで確認できます。

Studioが利用している証明書発行サービス

StudioではTLS証明書の発行にあたり、2つの異なるサービスを利用しています。

対象のIPアドレス

利用サービス

34.111.141.225

Google Managed SSL certificates / Let's Encrypt

いずれのサービスでも、DV証明書(Domain-Validated:ドメイン認証型)と呼ばれる種類の証明書が発行されます。

EV証明書・OV証明書など、ご自身で管理する証明書を利用する場合は、独自のTLS証明書を使ってStudioのサイトを公開したいをご覧ください。

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