CMS記事本文にテーブルを追加する方法
CMSの記事タイプモデルでは、アイテム本文中にテーブル(表)が追加できます。テーブルを使うと情報を整理でき、閲覧者が内容を一目で理解しやすくなります。
追加したテーブルは、見出しを設定したり、デザインエディタで幅や色などのスタイル調整が可能です。
注意:
現在、行や列が80を超えると、CMSダッシュボードでの編集に支障がでます。テーブルを分けて80以下に調整することをご検討ください。
サポート範囲:現在、以下の実装はできません。
テーブルの中にテーブルを追加する
複数行列に見出し(th) を設定する
行・列先頭以外に見出し (th) を設定する
セルの結合
<caption> の設定
<thead> の設定
<tfoot> の設定
scope 属性の設定
※動画は、公開時点のStudio仕様に基づきます
テーブルの追加
1. CMSダッシュボードを開く
CMSダッシュボードを開き、記事タイプモデルのアイテム編集画面を開きます。
2. テーブルの追加
テーブルを挿入したい箇所をクリックし、「+」ボタンをクリックします。「テーブル」を選択すると見出し行を含む3列×2行のテーブルが追加されます。
追加したテーブルは、左寄せ・中央・右寄せに配置の設定ができます。
テーブルは、選択してコピー&ペーストで簡単に複製できます。削除する場合は、テーブルを選択し、Deleteキーかブロックメニューを使用します。
行や列の追加、削除
三角の行(列)メニュー、またはテーブル下か右端の追加ボタンで、行列が追加できます。「列(行)を削除」をクリックすると削除できます。
※現在、行と列の入れ替えはできません。セルをコピー&ペーストして移動させることは可能です。
行・列見出し(th)の設定
テーブル内の最上行と最左列は、「見出しセル(th)」として設定可能です。これらはテーブル内のデータを説明するタイトルとして機能します。設定には、ブロックまたは行列メニューで「行見出し」または「列見出し」を選択します。
セル (td) の編集
テーブル内のセル (td) にはテキストが入力でき、テキストを選択して表示されるメニューから太字、斜体、打ち消し線、のスタイル適用とリンク、コメント機能が利用できます。
Shift + Enterで改行したり「Shift + 左右上下キー」でセルの複数選択も可能です。
外部テーブルの貼り付け
Googleスプレッドシートや Notion など外部のテーブルをコピーして、Studioのテーブルにペーストできます。Notionからコピーできるのは、シンプルテーブル|Notionヘルプセンターのみです。データベースのテーブルはペーストできませんのでご注意ください。
なお、コピーする際はテーブル自体を以下画像のように選択してください。
テーブルのスタイル変更
テーブルのデザインは、デザインエディタで行います。
テーブル自体のスタイル変更
テーブル <table> を選択し、スタイルメニューのテーブル・テキストタブからスタイル調整できます。
見出しとセルのスタイル変更
テーブル内の見出し (th) とセル (td) は、それぞれ個別にスタイルを調整することができます。これにより、見出しとセルで色を変えたり、フォントを変更したりすることが可能です。
セル(td)に適用したスタイルは、自動的に見出し(th)にも適用されます。ただし、見出しに直接スタイルが指定されている場合は、見出しのスタイル指定が優先されます。
※行見出しと列見出し (th) のスタイルは共通となっており、別々にスタイルを設定することはできません。
※下線のスタイルは、見出し (th) とセル (td) の間でスタイルが継承されません。
列の最小幅
見出しまたはセルを選択すると、列の最小幅が設定できます。
垂直配置
テキストタブでは「垂直配置」でテキストの配置が変更可能です。
アクセシビリティ向上のヒント
テーブルのアクセシビリティ向上において、2つポイントがあります。
見出しセル(th)を使う
スクリーンリーダーなどの支援技術でテーブルを読むとき、見出しセル(th)が存在すると、データセル(td)と組み合わせて読み上げられます。見出しセル(th)がないと何の行・列のデータかの理解が困難になります。
参考
テーブルの直前に見出し(h1, h2 要素など)を配置
テーブルの直前に見出し(h1, h2 要素など)を配置することを推奨します。
WCAG 2.0「1.3.1 情報及び関係性 ※1」を達成する2つの方法があります。
テーブルに caption 要素を設定する(現在、Studio では設定できません)※2
テーブルの直前に見出しを配置する ※3
1の方法は現在の Studio では caption が設定できないため、採用できません。2の方法を採用します。見出しとテーブルの内容を結びつけ、支援技術利用者に見出しからテーブルの手がかりを与え、情報及び関係性を保つようにします。
参考
その他、アクセシビリティを考慮した構築方法については、Studioアクセシビリティチェックシートも合わせてご確認ください。
テーブルレイアウト