Point:パララックス効果とは
パララックス効果は、スクロールなどの動きに合わせて、背景と手前の要素が異なる速さで動き、奥行き感を出す表現です。
Studioでは、このようなパララックス効果を、条件付きスタイルのスクロール(Scroll Effect)で設定できます。
この記事では、バナー領域の中で画像が上方向にスライドする表現(パララックス)を作成する方法を解説します。
クリップ用ボックスと条件付きスタイルのスクロールの設定を組み合わせて設定します。
Step 1:クリップ用ボックスを配置する
まず、パララックスの「窓」となるボックスを配置します。 このボックスが画像の表示領域になります。
幅:100%(バナーとして見せたい幅に合わせて調整します)
高さ:500px(バナーとして見せたい高さに合わせて調整します)
上下マージン:800px 程度(スクロール量を確保するため、デザインに合わせて調整します)
はみ出し:[非表示] に変更(ボックス外にはみ出した画像を隠す)
「はみ出し:[非表示]」がパララックス表現の要です。 ボックスからはみ出した画像部分が隠れることで、スクロール時に画像が「窓から覗く」ような見え方になります。
以下の画像では、わかりやすいようにボックスの背景色を青色に変更しています。
Tips:はみ出し「非表示」の場合の「clip」と「hidden」
「非表示」を選択すると、「clip の代わりに hidden を使用」というチェックボックスが表示されますが、このチェックはオンにせず、デフォルトのclipのまま使用します。
hiddenを使用するとボックスが独自のスクロールコンテナになり、スクロール位置の基準がページ全体ではなくボックス自身になるため、パララックスが正しく動作しません。
Step 2:画像ボックスを子要素として追加する
次に、クリップ用ボックスの中にパララックスさせる画像ボックスを配置します。
Step1で配置したクリップ用ボックスを選択し、画像ボックスを子要素として追加します。
左パネルで追加パネル
を開き、Shift キーを押しながら[Image] をクリックすると、子要素として追加されます。アップロード済みの画像、またはフリー画像から表示したい画像を選択します。
幅:100%
高さ:100%
Step 3:スクロールプレビューモードに切り替える
条件付きスタイルのスクロールでスクロールエフェクトを設定します。
Step2で配置した画像ボックスを選択し、右パネル上部の[条件スタイル]をクリックします。
スタイルの条件リストから[スクロール]を選択し、スクロールプレビューモードに切り替えます。
右パネルがスクロールエフェクトの設定画面に切り替わり、画面上部に[スクロールプレビューモードを解除]のバナーが表示されます。
Step 4:キーフレームで移動量を設定する
スクロールの開始地点と終了地点で、画像の位置を設定します。 ここでは、スクロールに合わせて画像が上方向にスライドするように設定します。
[タイムライン]の種類を選択します。[ビュー]または[スクロール]どちらを選んでも設定できます。
ビュータイムラインを選ぶと、変化を進めるタイミングやトリガーの種類などを細かく調整が可能です。
右パネルのスクロールタイムライン上の0% 地点と 100% 地点の 2 つのキーフレームに、それぞれ以下の設定をします。
100% 地点(スクロール終了時)の設定
[スタイル追加]をクリックして、[移動]を選択します。
Xの値を0px、Yの値を-600px に設定します。
0% 地点(スクロール開始時)の設定
[スタイル追加]をクリックして、[移動]を選択します。
Xの値を0px、Yの値を0px に設定します。
この設定により、スクロールに連動して画像が Y: 0px から Y: -600px へと徐々に移動し、 画像がゆっくり上方向にスライドすることでパララックス効果が生まれます。
Y の絶対値を大きくするほどスライド量が増え、動きが強調されます。
Step 5:スクロールプレビューモードを解除する
設定が完了したら、以下いずれかの方法で通常の編集モードに戻します。
右パネルの[戻る]ボタン
(矢印アイコン)をクリックする。画面上部バナーの[スクロールプレビューモードを解除]ボタンをクリックする。
Step 6:プレビューで動きを確認する
最後に、実際の動きを確認します。
エディタ右上のプレビューボタンをクリックして、ライブプレビューを表示します。
ページをスクロールし、バナー領域内で画像がゆっくり上方向にスライドしているか確認します。
バナーの枠内で自然に画像が動いて見えれば、設定は完了です。
調整のヒント
スライド量を調整する
パララックスの強さは、100% 地点の Y 値で調整できます。
デザインに合わせて値を変え、過度な移動で画像の端が見えすぎないように調整します。
Y の値 | 効果の目安 |
-200px | 控えめなスライド。 |
-600px | 標準的なパララックス。 |
-1000px | ダイナミックな動き。 |
ボックスの高さとのバランスを取る
クリップ用ボックスの高さを変更する場合は、画像のスライド量(Y 値)も合わせて調整します。 高さに対してスライド量が大きすぎると、スクロールの途中で画像がボックス外まで移動し、余白が見えてしまうことがあります。
横方向のパララックスに切り替える
横方向にパララックスさせたい場合は、移動の Y ではなく X の値を設定します。
0% 地点と 100% 地点で X の値を変えることで、左右方向にスライドするパララックス表現が作れます。








